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花粉症 薬 【1】抗ヒスタミン薬 [花粉症 薬【処方薬】]

花粉症対策の薬は花粉症の症状や時期によって適切に使い分けることで、5~6割の花粉症の方が大きな副作用もなく、日常生活に影響が出ないほどに症状を抑えることが可能です。

花粉症の薬はいつから飲めばよいのかは、症状の出る前がベスト。
2月には病院へ行き、処方薬をもらって飲んでおく事をオススメします。

それでは症状別に、病院でよく処方される薬をご紹介します。

まずは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり対策に使用される「抗ヒスタミン薬」から。

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抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、くしゃみ・鼻水対策に効果があります。
抗ヒスタミン薬には第一世代ヒスタミン薬と、第二世代ヒスタミン薬の2種類があります。

近年よく処方される抗ヒスタミン薬は、第二世代抗ヒスタミン薬といい、古くから用いられている第一世代抗ヒスタミン薬よりも眠気や口の渇きなどの副作用が少なく、また、比較的即効性と持続性を持ち合わせているため広く利用されています。

【第二世代抗ヒスタミン薬】
・アレグラ(ファキソフェナジン塩酸塩)
眠くなりにくく、多く利用されている第二世代抗ヒスタミン薬。充分な効果が現れるまでには数日かかる場合があります。

・タリオン(ベポタスチンベシル酸塩)
2000年にアレルギー性鼻炎に承認された第二世代抗ヒスタミン薬。副作用が少なく、比較的即効性があります。炎症を抑える働きもあるので鼻づまりにも効果的です。

・アレジオン(エビナスチン塩酸塩)
ジェネリック医薬品も多く、市販薬も開発されている薬です。アレルギーに関する化学伝達物質を抑える作用もあります。

・ジルテック(セチリジン塩酸塩)
第二世代抗ヒスタミン薬の中では眠気の副作用が多いとされます。服用後は短時間で効果が現れ、持続性もあります。

・アレロック(オロパタジン塩酸塩)
化学伝達物質を抑える働きもあり、鼻づまりにも高い効果があります。2~7歳の小児にも使用できます。

・ザイザル(レボセチリジン塩酸塩)
2010年に販売開始された比較的新しい第二世代抗ヒスタミン薬です。即効性・持続性も高く、一日一回~二回の服用で効果があります。

・クラリチン(ロタラジン)
世界中で多く使用される第二世代抗ヒスタミン薬です。比較的即効性があり、副作用としての眠気が少ないのが特徴です。



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>>【3】化学伝達物質遊離抑制薬を見る<<

>>【4】抗ロイコトリエン薬・抗プロスタグランディンD2・トロンボキサンA2薬を見る<<

花粉症 薬 【2】ステロイド薬 [花粉症 薬【処方薬】]

ステロイド薬
花粉症の症状が全体的にひどい時に処方されるステロイド薬。
ステロイド薬には内服薬と、点鼻薬のような局所ステロイド薬、ステロイド注射があります。
高い効果と即効性がありますが、副作用に配慮が必要です。

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【ステロイド内服薬】
内服薬は即効性があり効果も高いので、花粉症の症状が重く、抗アレルギー薬が効かないときに使われることが多いようです。長期間の服用には副作用への注意が必要ですが、医者の指示通りに正しく服用すればそれほど心配しなくても大丈夫です。

《経口ステロイド薬》
・セレスタミン
ステロイドと抗ヒスタミン薬が配合された薬です。鼻づまりに強い効果がありますが、副作用に注意が必要です。長期服用は好ましくないので、症状が酷いときにだけ服用します。

【局所ステロイド薬】
副作用が比較的少なく、くしゃみ・鼻づまり・鼻水には噴射剤などの点鼻薬が使われます。

《鼻噴射用ステロイド薬》
・アラミスト
鼻づまりが酷い時に処方される花粉症対策ミストです。鼻粘膜に直接、強力に作用しますが全身的な副作用の心配はほとんどありません。

【ステロイド注射】
ステロイド注射は注意が必要です。
ステロイド注射を1本打てばワンシーズン症状を抑えることができると言われていますが、副作用が心配な治療法です。
アレルギー専門医であれば、推奨しない方法です。

《ステロイド注射の副作用》

・免疫力の低下による感染症

・糖尿病の誘発

・骨粗しょう症

・ホルモンバランスの崩れ

・白内障

・緑内障

・高血圧



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>>【3】化学伝達物質遊離抑制薬を見る<<

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花粉症 薬 【3】化学伝達物質遊離抑制薬 [花粉症 薬【処方薬】]

化学伝達物質遊離抑制薬
くしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果があります。
即効性はなく、効果が現れる前に約2週間かかりますが、副作用が少ないのが利点です。
花粉の季節になる前から服用しておくと良いでしょう。

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・リザベン(トラニラスト)
第一世代抗ヒスタミン薬にみられた副作用の、眠気・口の渇きなどがありません。
一日3回経口服用します。

・アレギサール(ペミロラストカリウム)
アレルギー症状に関係するヒスタミン・ロイコトリエンなどの化学伝達物質の遊離を抑圧します。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりを改善します。

・ソルファ点鼻液(アンレキサクノス)
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどの働きを抑えます。
くしゃみ・鼻水を予防します。

・インタール点鼻液(クロモグリク酸ナトリウム)
化学伝達物質の放出を抑え、くしゃみや鼻水などの症状を改善します。



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花粉症 薬 【4】抗ロイコトリエン薬・抗プロスタグランディンD2・トロンボキサンA2薬 [花粉症 薬【処方薬】]

【抗ロイコトリエン薬・抗プロスタグランディンD2・トロンボキサンA2薬】
アレルギーの発症にはヒスタミン以外の物質もかかわっています。
それは、ロイコトリエン・プロスタグランディン・トロンボキサンなどの物質です。
ここではヒスタミン以外のアレルギー症状を発症する原因となる上記の物質の対策薬をご紹介します。
これらの薬は炎症や腫れを引き起こす体内物質をブロックし、鼻づまりや鼻水に効果があります。
副作用は比較的少ないタイプの薬です。

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・シングレア(モンテルカスト)
ロイコトリエンは、鼻づまりの原因となる物質です。
この薬はロイコトリエンの働きを強力に抑え、鼻水や鼻づまりを緩和してくれます。
抗ヒスタミン薬と併用する場合もあります。

・オノン(プランルカスト水和物)
抗ロイコトリエン薬として分類される新しいタイプの抗アレルギー薬です。
鼻づまりタイプのアレルギー性鼻炎に効果を発揮します。

・バイナス(ラマトロバン)
抗ヒスタミン薬が苦手な人に処方されます。
特に鼻づまりに効果を発揮します。眠気やのどの渇きなどの副作用はほとんどありません。



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花粉症 目薬【2】ステロイド薬 点眼液 [花粉症 薬【処方薬】]

ステロイド薬は花粉症の症状がひどい場合に処方されます。

ステロイドの目薬は、花粉による目の症状がひどい場合や、症状の悪化によって視力障害のおそれがある場合などに用いられます。

ステロイド目薬は、効果は高いのですが、副作用も心配です。

【ステロイド目薬の 副作用】
・眼圧上昇

・緑内障

・角膜真菌症

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ステロイドの目薬を使用した場合に、特に注意しなければならないのは、眼圧上昇です。
ステロイドを点眼した人が全員眼圧が上昇する訳ではありませんが、まれにステロイド点眼に非常に敏感に反応する人がいます。
それは「ステロイドレスポンダー」と呼ばれ、極低濃度のステロイド点眼にも反応して眼圧がとても高くなり、非常に危険です。

ステロイドの目薬を使用する際は、眼圧チェックを受け、くれぐれも医師の判断・指導のもとで行うようにしましょう。また、子供への使用にも注意してください。


【ステロイド薬 目薬 処方薬】
・リンデロン点眼液(ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム)
強力に炎症を抑える働きがあります。症状がきわめて重い場合に用いられますが、効果が強い反面、副作用に注意が必要です。医師の指導のもとで慎重に使用されます。

・フルメトロン点眼液(フルオロメトロン)
炎症による腫れや充血、かゆみなどを緩和します。症状が重いときに用いられますが、ステロイドとしては作用が穏やかな薬です。




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